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Posted by TI-DA at

2010年02月16日

「福生」という街。

























yushidoufuちゃんに
おもしろいホームページを教えてもらいました。


東京都福生市にある



『米軍ハウス』




のホームページ。




沖縄でいうところの
『外人住宅』は本土にいくと
『米軍ハウス』と呼ばれているそうで。



おもしろいことに、
「夏アツくて、冬サムい。」
というのは本土のソレにも
共通しているようです。



そこに暮らす人もおもしろい。
インテリアも、個性的。




こだわりがあって
ちょっとおかしな人たちが
開放的に暮らす感じ。



人も、家も、暮らし方も
とっても魅力的にみえて
しまうのは、外人住宅や
米軍ハウスだからでしょうか。



地元宮城県にも両親が若い頃は
米軍ハウスがあったそうです。
今も残っていたら、いいなぁと
思うけれど、リトルトーキョーを目指す
画一的な街、仙台市には、
不要なモノなのかもしれません。




誰かの思惑を汲み取ろうとすれば
誰かが喉もとで思惑を飲み込まないと
いけないのが、この世の常だけど
「古くてイイモノ」を残したいという思いを
汲み取ることはその町の「個性を残す」って
ことに繋がるんじゃないかなあと感じるんだけどさ。



   


Posted by 岬 at 07:45◆外人住宅

2009年02月27日

ホントに、サヨナラ。 

ついに、壊された!

とうとう、以前住んでいた外人住宅の
取り壊しが開始されました。

***私、うるま市の外人住宅に住んでいましたが
道路拡張に伴う立ち退きで2009年1月引っ越しました***


先週、取り壊し開始の連絡が友からありました。
次の日は、ちょうど仕事が休み。。。皆からは行かないほうがいいと言われつつも
見届けに行こうと、うるま市へ足を伸ばしました。すると、既にほぼ5分の4が壊されていました。











▲before                                        ▲after     












▲before                                          ▲after

結果。
このショッキングな写真からも分かるように、とーってもさびしくなりました。
想像していたより、がっかりです。現実は、想像を超えますね。
辛うじて、壁に給湯器のスイッチが残っていて、それを見たら、
「あぁ、アレを押してお風呂に入ったなぁ」とか細かでリアルな情景が思い出されました。



ところで、コレを覚えてますか?
そう、外人住宅に暮らしていた頃に集めた
名前も分からない花
ドライフラワーにしました。
色あせずにドライフラワーになりました。
もう、あの家は取り壊されてしまったけれど、
こうして今も、あの家の敷地に咲いていた花は
私の手の中に残っています。
触れれば、水気を無くした花びらから
カサカサと乾いた音が聴こえます。
その音は、懐かしい日々の残り音(ノコリネ)
として聴こえてきます。

そして、空き地には木だけが残りました。
台風で枝が折れたときに、私がのこぎりで
ヘンテコに剪定した木が。
新しい道路ができでも、残っていてくれ~
と祈らずにはいられません。





でもね、この家に出会い、立ち退くことになった
おかげで、読谷村に暮らして新しい
出会いがあるんだと、今は思えるのです。
寂しいからと、センチメンタルになるのも、
おしまいなのだ!
good-bye my house!
       


Posted by 岬 at 11:17◆外人住宅

2009年01月15日

おわりのはじまり

いよいよ。
大きな荷物を運び出し、おうちのなかは
がらんどう。









当たり前なのですが、荷物を運び出したら、
部屋がリセットされたような感じです。
2年前、初めてこの家を内観したときの風景に戻りました。
この家に住みたくて、住みたくて、仕事帰りに
遠回りして訪れて、窓の外からなかを覗いていたこと、
働いているときも、新しい家で暮らす想像をしては
ひとり、ほくそ笑んでいたこと。
あの頃のことが思い出されました。

おうちがリセット。
「おわりのはじまり」を感じる時間です。
外人住宅生活がおわり、読谷ライフがはじまる。

明日の朝は、外人住宅から出勤して
読谷の新居に帰り、そこから読谷ライフが
はじまります。

「サヨナラからはじまることが、たくさんあるんだよ」って
ハナレグミが唄っていました。

そんなコトバを信じては、
それならばって前へと進むのでした。
今までの暮らしに固執せず、新たに回り始めた歯車に
巻かれて動きだすことも、たいせつなのだと
背中のぜんまいを、ジリリとひねるのです。

おわりと、はじまり。
それはお腹と背中のように、くっつきそうでくっつかない
絶妙な位置で人生に刺激を与えています。

おわりは、はじまり。

そして、
おわりの、はじまり。
ありがとう、がいじんじゅうたく。


2009年1月
みさき



  ****お知らせひとつ****
と いうわけで次回からは読谷村の新居から
お伝えします。「できるだけ早く!」を目標に
書きたいとは思いますが、ずぼらな私ですから
気長にお待ちくださいね。
「おっ」と思った頃に、また会いましょう。
    
タグ :沖縄ブログ


Posted by 岬 at 09:11◆外人住宅

2008年12月19日

サヨナラ外人住宅

役場の職員がうちに来たのは
数ヶ月前のこと。
なんのために来たかと言うと、
おうちの立ち退きの話しをしに来ました。
















実はこの外人住宅に入居したときから、もろもろの事情で、
立ち退きになる予定という話を聞いてはいました。
ただ、いつになるかは不明だったので季節が変わるたびに
「また夏を越えられたねー」なんて話していました。

そんな立ち退き事情を知っていても引っ越してきたかったほど、この家のつくり
ロケーション、そしてこの外人住宅街の町並みが好きでした。
そして、この家の何十年の歴史の最後の入居者となることに
喜びすら感じていました。

住み始めてから、
これと言って行政からも不動産屋からも話がなかったので
「もう、立ち退きなんかないんじゃなーい?」ってあっけらかんと
過ごしていました。のんびりとおおらかを足して2で割ったような
私は、隣の家の空き地を広くなった庭に侵入しては
新しい草花を見つけて楽しんでいました。
そして数ヶ月前、とうとう、役場からも立ち退きの
具体的な話、時期の提示があったワケです。

ウワサをすれば、なんとやら。
いよいよ来たなって感じ。 ちょっと他人事だった立ち退きが
実は自分事だったと実感がわいてきました。
それは、引越しをしなければいけないということへの実感ではなく
この家が「壊される」という実感。

この白い壁も
黒いタイルも
高い天井も
木の扉も
お風呂も
トイレも
窓も

カタチあるものも何もかも。

凍えるような寒い冬も
この夏の暑さも
響く声も
空気も

カタチないものも何もかも。

この家が生まれてから、いったいどれくらいの家族が
ここで暮らしてきたんだろう。
アメリカ人も日本人もいろんな人々が出たり入ったり。
しあわせとふしあわせも出たり入ったり。











来るべきその日に向けて、
今は、この家の記録を残そうとせっせせっせと
写真を撮って記録に残そうと思っています。

それにしても。
仙台から遠く離れた沖縄で立ち退き体験だなんて
社会勉強しちゃってます。 

  


Posted by 岬 at 14:28◆外人住宅

2008年09月12日

外人住宅の台風日記

毎日、このブログを覗きに来て下さっている
皆さんすいません、久々の更新です。
気がつけば、過去最長のブランクが空いて
しまいました。普通に元気でしたが、普通に
パタパタと暮らしていました。

さて、台風がきます。
毎年毎年、台風ってやつは急に発生しては
2、3日で話題の中心になる。そして、私たち
ホテル勤めのものは「お泊りセット」を携えて
出社することになります。
というのも台風が最接近する夜は、翌朝出勤
できなくなる可能性があるので、帰宅せずホテル
に泊まりホテルから出社っていうことになっちゃう
んです。
そこで、台風が来るたび思いだす昨年の台風体験
をお伝えします。

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いつものお庭。いつものオウチ。
 










去年の台風はなかなかの強さで、いつもの
生活が一転。私は帰宅不可の指示が出て
家に帰れませんでした。しかし、ルームメイト
はちょうど仕事がお休みで自宅待機。
こんな嵐の夜にオウチにひとりという事態でした。
刻々と嵐の様子が伝えられる夜が過ぎて家に帰ると
きゃー、大変!
 
それはそれは見事な折れっぷりで、家の前にある
森から木々が見事に幹がバックリ折れて庭に落下
していました。こんな光景を目の当たりにすると、
人って笑っちゃうんです。マジで~!?ひょぇ~!?って
笑いながら目の前に広がる嘘みたいな現実に呆然と
してしまいました。













こんな嵐の夜を一人で越えたルームメイトはさぞかし
心細かったことでしょうね。家の隙間中から風雨が吹き
込んできて窓は丸く湾曲するくらい風を受けていたそう
です。海を見れば、雨のカタマリが沖合いから家に
向かってぶつかってくる様子が見えたようです

オウチも人も耐えたんだねぇ。
無事でよかった・・・













こんな木っ端を、えっちらおっちら運んでいたら
隣の家のおじさんが「大変だったね~」と声を
かけてくれました。
ハイ、大変だったです。

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沖縄に住んで、自然に生かされていると実感したり
そのエネルギーを直に感じる場面にたくさん出会った
りしています。こんな風に、台風が来ては人間の力が
及ばない無力さを知り、台風が来なければ水不足の
心配をし、雲の動きを追いながら、暮らしの計画を立て
ている。
どうにも手に負えない台風には、もろ手をあげて降参
しながら、敬いながら、力を借りながら営む暮らし。
こんなことが、きっとスローフードの原点だったりして。



















風がごうごう吹く中で、休みの日恒例の庭ぶら(庭をぶらり)
をしたならば小さな枝と実が落っこちていました。
農家の皆さんにとっては、大切に育てたものが
こんなふうに落ちたりしないか気が気でないこと
でしょう。農家の皆さんに被害がないことをお祈りしています。

  


Posted by 岬 at 09:45◆外人住宅