2008年12月11日
柚子ジャム
沖縄で柚子をなかなか見つけられないなぁと
思っていたある日、読谷のイオンで見つけました。
値札を見ると、2玉入って¥398。ずっと欲しかった
ものなので迷いはしなかったけれど、結構高いのね
と思いながら購入しました
さ、つくりましょ。
お手本にしたのは毎度
季節が変わるたびにお
世話になってます。
私のバイブルである
「私の保存食手帖」
という本の、「冬の手帖」
というカテゴリーから
柚子ジャムのページを
開いて、鍋に火をかけます
柚子を半分に切って、果汁を種を取り出し
2~3回煮こぼします。
煮つめている間にも、柚子独特の
香りが広がります。お~、冬だねぇと
声にだしてしまいそうな、旬の香り。
そーいえば、柚子の香りが嫌いな人って
出会ったことがないな。それぐらい、
誰にも愛されている不思議な香り。
そうしている間に柚子を2回ほど
煮こぼしました。半分に割った部分
から果肉をスプーンですくいだし皮だけ
にします。するとどうでしょう。
ふにゃふにゃになった皮の内側が水分
を含んで半透明な色になってます。
果実中に葉脈(?)みたいなのが
張り巡らされているんですねー。
綺麗な色合いだったので思わずパチリ
煮上がった柚子を、今度は千切りにして
さっき絞った柚子の果汁と、水と、砂糖で
煮詰めていきます。ちょうど家にリンゴが
あったので、リンゴも千切りにして混ぜて
みました。
さてさて、ジャムを煮詰めている間にもう一品。
柚子には種がたくさん入っていて、
集めたら2つの果実にこんなに
入っていました。
何かに使えないかなーと思うのは
誰しも一緒のことのようで、種の
再利用方法も、「私の保存食手帖」
にはしっかりと載っていました
それが、「柚子酒」
種とホワイトリカーと氷砂糖で柚子酒を作ります。種とお酒と氷砂糖で柚子酒ができるの~!?って半信半疑な私ですが、マイバイブルがそう言うのなら作ってみましょ。たぶん、一杯分しかないけれど、何週間もかけて作り上げる貴重な一杯を、「贅沢だねー」と言ってフフフと笑いながら楽しむことでしょう。その頃には、沖縄ももっと寒くなっててこの味が体に染み渡るハズ

そんな気持ちで種を漬け込んでいる間に、鍋からは砂糖と柑橘が溶けるいい匂いがしてきました。
はい、本日作った柚子の二品。
ジャムは、思ったよりもほろ苦い
オトナの味でした。クラッカーに
乗せたり、お湯に溶いて柚子湯に
したり、重宝しそうです。

更に、
長ネギと鶏肉をあまじょっぱく
炒めた料理に、くりぬいた柚子
の果汁をふりかけて、余すこと
なく柚子を堪能しました。
つまり、学んだことは
「柚子にあますとこ無し!」
ってこと。ぜ~んぶ使いきりました!