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2008年05月24日

コザに泊まり、喜屋武マリーを聴く。

再びコザの嘉陽荘という民宿に泊まることになりました。というのも、コザでとあるライブに行こうと誘われたから。ディープなコザで一泊二日のお泊まりです。
今日行ってきたライブは沖縄の伝説的バンド「マリーウィズメデューサ」の中心人物だった、喜屋武マリーさんのライブ。コザのパークアベニューに「ASIAN ROSE」というお店を開いており、毎週金曜日にアンプラグドライブを開催しています。
コザに泊まり、喜屋武マリーを聴く。 


ASIAN ROSEとは、沖縄で言うところのアカバナー、つまりハイビスカスを意味しているそうです。






コザに泊まり、喜屋武マリーを聴く。 喜屋武マリーさんについて紹介します。
1951年、米兵の父親と沖縄の人との間に生まれて直ぐに父はベトナム戦争で亡くなりました。ベトナム戦争時の明日には戦争に送られ死ぬかもしれない米兵達の異様な盛り上がりと、終戦後に急速に静かになっていったオキナワをハードロックひとつで生き抜いてきた女性。




コザに泊まり、喜屋武マリーを聴く。

今回初めて生で歌を聞いたけど、歌がうまいことはもちろん、そのバックボーンにあるマリーさんの苦労や、悲哀や、何よりも沖縄がオキナワだった頃の空気感をマリーさん自身から漂わせていて、歌から沖縄の戦後史を感じずにはいられませんでした。 生き様が歌であり、魂でロックやブルースを叫んでいました。

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翌朝、嘉陽荘のおばあにお別れした後、コザのゲート通りにあるパン屋「ザ・ズー」に行くことになりました。

友達に連れられて初めて行きましたが、どれもこれも一工夫されたパンだらけで目移りしてしまいました。デニッシュも豊富な種類で、パンの他にも紅茶やスパイス、バルサミコまで揃う充実度。
さらにさらには、沖縄市のカフェRoguiiに行き、ランチ&これまた手作りパンの購入。

コザに泊まり、喜屋武マリーを聴く。 コザに泊まり、喜屋武マリーを聴く。








おうちに帰ってから、二ヶ所で買ったパンを並べてみました。左が、ザ・ズー で買った、オレオマフィン。マフィンの上に大胆にもオレオが乗せられています。そして、右側がRoguiiで買ったブルーベリーパンの中にクリームチーズが入ったもの。パン屋のパン、カフェのパン、それぞれ趣向を凝らしていて美味しかったのは言うまでもありません。

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一泊二日のコザの旅。
うちから車で30分しか離れていない場所に、沖縄がアメリカーだった頃の証拠がありました。その証とは、喜屋武マリーさん自身であり、その歌であり。沖縄に住んでいて、見ようとしなければ見なくてもいいことかもしれませんが、沖縄に住むナイチャーとして一度は考えなくてはいけないのかなぁと感じました。せっかくマリーさんという素晴らしい歌い手がいるのですから。。。
コザで買ったパンを噛みしめながら、コザの、オキナワの歴史を噛みしめた今日でした。


カクテルMarie's music bar Asian Rose
098-934-4323
沖縄市中央3-1-3
7:00PM-2:00AM
日曜定休

食事ザ・ズー
098-934-2380
沖縄市中央2-15-1
10:30AM-8:00PM
火曜定休




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Posted by 岬 at 16:59 │沖縄本島
この記事へのコメント
喜屋武マリーさんは典型的な「あいのこ差別」を受けて育った人よね。
だからこそのパワフルさなんでしょう・・。

ザ・ズーなつかしい~。
2本(3本?)東を入ったとこのフィリピンレストランおすすめですよ^^
Posted by bun at 2008年05月24日 18:08
マリーさんは、かなり壮絶な半生を送ったみたいですよ。その人生を書いた本や映画があるみたいです。
ザズーの近くのフィリピンレストラン??
さすが、コザ。レストランも多国籍ですね
Posted by 岬 at 2008年05月25日 20:38