2008年05月01日
こころの宿 嘉陽荘
沖縄の旅人になろうと思ったきっかけは、嘉陽荘という宿との出会いでした。嘉陽荘は沖縄市にある小さな民宿でおばぁが実質ひとりで切り盛りしています。19歳の初めての一人旅を沖縄に選び、安さにひかれて嘉陽荘に泊まりました。そこにはいろんな人たちがいて、宿泊数の数ほどに様々な人に出会いました。ガラス職人を目指す人、インターンシップ中の医大生、台風のように激しく元気な女の子、転勤して沖縄に派遣された海上自衛官、トヨタ自動車を辞めたばかりの人。海上自衛官の人は、今では沖縄に土地を買い家を建て暮らしています。トヨタ自動車を辞めたばかりの人は、沖縄のアマチュアミュージシャンとして嘉陽荘に住んでいます。もう4年半も嘉陽荘に住んでいるのです。一度、火災がありおばぁは宿をたたもうとしたことがありました。そんなときには、海上自衛隊を中心に焼けた廃材の搬出をしたり、皆でカンパを集めておばあを励ましてこの宿を守りました。なのに、私は沖縄に住んでからというもの、足が遠のき、今回母が来沖するときに母からのリクエストで沖縄に来てから初めて泊まりました。近いのに遠ざかってしまっていたことをおばあに詫びて、私の好きな風景を見るために屋上にあがりました。
コザの町を見下ろす風景。白くて四角い建物が立ち並ぶ沖縄のこの風景に、仙台とのギャップを感じて滞在中はいつも眺めていました。
たった一回の旅行のはずが嘉陽荘との出会いで、十回くらい学生時代だけで通ってしまいました。沖縄の下町と言われる沖縄市。おばぁがいつも言ってたっけ「たくさんある民宿の中からおばぁの宿を選んでくれてありがとうねぇ!」そうだった、私自身ホテルで働いているというのにこの気持ちを忘れてた。そうだよね、宿仕事の原点はこの気持ちなのに、お客さんが黙ってても来るホテルで、お客さんが来ることが当たり前の出来事になっていました。何十、何百とある宿から選んで貰っているんだった。おばあの優しさにに触れて、初心に帰ったような気分でした。
岬ちゃんは人に魅かれて沖縄病になったのね。
ワタシは那覇空港に初めて降りた時の匂い。
(まだタラップ降りて滑走路歩いてだった(古すぎ)
懐かしくて、ここが自分の居るべき場所だって^^
こういった、ゆいまーるの精神がみんな息づいている、
ここ沖縄に引かれたうちの一人です。
仕事はキツクても、家に帰って自然と触れ合ったりして、
また頑張れる気がします。
そんな家をあたしも早く持ちたいな☆
娘のほどけた靴の紐を、あらあらって結んでくれているみたいで
ほんわかしちゃいました♪
親子で泊まる心の宿、一人旅とはまた違った気分だったんだろうなぁ~!
那覇空港って、タラップから降りていた頃があったんですね!!確かに、空港から降りた瞬間のじっとりとした空気感とかも含めて「ニオイ」って感じですよね。わかるなぁ。。。
いっくさんへ
ほんと、ゆいまーるな精神がいまだ根付いてますよね。それに、おばあの人柄とかも皆をひきつける要因かも。。
sakuraさんへ
sakuraさんの素敵な表現力には、いつも感動しちゃいます。ほんと、緩みかけた靴紐を母が結びなおしてくれた、まさにそんな感じです。この宿にまつわる話しは公開できない部分でたくさんあるので
今度お話ししますね☆
