おきなわ　島ライフ

夏暑くて、冬寒い、屋根付きの屋外と呼ばれる我が家にはクーラーなんてありません。
そりゃあ、夏は汗だくです。居ながらにしてダイエットハウスです。暑いから友達だって呼びにくい我が家。そんな私達が涼をとる方法は、窓を開ける、扇風機をつける、タイルの床に寝っころがってゴーロゴロする、などなど極めて原始的でアナログな、基本的な方法


今日は８０%の強がりと２０％の自慢で書いた、
クーラー無しの外人住宅、我が家の夏の楽しみについて。
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私達の家は海に程近い場所に建っているので、海を渡る風は隔たるもの無くダイレクトに室内に届きます。だから、夜は寝る直前まで窓を開けています
ベッドに横たわり、今日一日をぼんやりと振り返っていると、ご近所もお月様も寝静まった夜、風の音が聴こえてきます。風が草木を揺らす音。すると続いて聴こえてくるのは波の音。規則的に打ち寄せられる波の音。そんな不規則な草木の音と、規則的な波の音の繰り返しが、私を漆黒の海と熱帯夜の中に溶かしていきます
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もしも、クーラーがあったならこの心地よさには気がつかなかったかもしれない。クーラーが無くて窓を開けたからこそ気がついたこと。不便な暮らしの中で見つかった小さなオマケは、ただ嘆いて終わるような日々に付加価値を与えてくれます。来るべき夏の暑さも気だるさも、そんな一瞬があれば乗り越えられそうだと思える、夏を迎える前の私のささやかな強がりです