おきなわ　島ライフ

＊夜よ、来い。早く、来い！







その日の朝に、ラジオで知った。
10月19日から3日間、流星群が現れるって！！
「星が流れます宣言」が出てるのに
見ないわけには、いかない、ヨネ？？


でも、うちはほら読谷の都会エリアだから
ネオンとか基地の明かりとか、結構夜もまぶしいわけ。
だから、読谷の奥地に暮らすセンパイんちに行って
鑑賞することになりました。


ベランダに椅子を置いて、
キャンドル灯して、
ビールを置いて、
うりずんさんからいただいた
高級丹波の枝豆をお供に
星を、待つ。


待つ。


待つ。


待つ。



あれ？
流れなくねー？？
待てどもくらせど流れない。


「待ち」の姿勢じゃダメだね。
「攻め」で行こう！と場所を
ベランダから、更に光の少ない
サトウキビ畑周辺へ移しました。


そして、再び。

待つ。


待つ。


待つ。


あれ？
流れなくねー？？



「きっと流れるよ」と励ましあいつつ
サトウキビ畑の農道で
寝っころがって星を見ていると
普段は意識もしていなかった
「音」が聴こえてくる。
カエルの鳴き声。
こうもりの鳴き声。
サトウキビのざわめき。
暗闇で目が見えない分、
耳が敏感になっているのが、わかる。
夜の不思議な雰囲気に
とっぷりと浸かっていた私たち。


いつの間にか私たちの話は
カップルの歳の差について
語り合っていた。


『今は10歳離れていてもたとえば、
90歳になったら90も80も変わらないですよ！
歳の差なんてハナクソみたいなもんですよ』


と、私が言ったそのとき。
よりによって『ハナクソ』と言った途端
星が流れた！！


え～、勘弁してよ。
私が星に願いたかったのは
そんなことじゃなかったのだ。
ガールズトークだったし、いや、なにモノの例えっていうか、
そんな感じで言ったつもりなんですよ、モニョモニョ・・・。



教訓。
普段からきれいな言葉遣いでいないと
いざという時に、チャンスを逃す。


10月21日が、流星群のド・ピークみたい
なので、リベンジしたいと思ってますです。