2009年05月26日
蛍の光でサヨウナラ
先日お話しした友が、とうとう沖縄から内地へ帰りました。
出発前の最後の一日は、私と遊び、私の家に泊まるので
その日、友には内緒で夜のイベントを用意していました。
それが、ビオスの丘 ナイトツアー。
毎年、5月と6月の土日だけ開催されるこのツアーは、
閉園後のビオスの丘で、蛍を鑑賞します。
去年、初めて参加してみたのですが蛍の姿は、何度見ても美しい風景です。
*水牛が川のほとりで寝ています。ちっこくて見えないんだども。。。。(右下の写真)
まずは、蛍についての講習を受けて、
船に乗って水面を漂う蛍を鑑賞して、
陸に上がり、森の中の蛍を楽しみます。
*蛍の光の点滅は、求愛のサインってセンセーが言ってました。
となると、蛍の光って歌は・・・・・・・がびーん。
この日友には、「とりあえず運動できる服装で」とだけ伝え、
到着するまでどこへ行くか、何をするかを伏せた
ミステリーツアーに仕立てました。
気温が低めだったので、蛍の活動はあまり活発では
なかったものの、それでも、園内には無数の蛍が
浮遊して、楽しませてくれました。
友の頭に、蛍がおっこちてくるハプニングもあり。
頭が光る友のおマヌケな姿に一同大爆笑。
当の本人は自分のその姿が見えないから、きょとんとしてました。
もう、ここまで読んでいただいたらお分かりだと思いますが
なぜ、最後のイベントに「蛍鑑賞」を選んだかと言うと、
スコットランド民謡でもあり、日本の童謡でもある
「蛍の光」という歌に、友との別れをかけたわけです。
友には、この理由を言わずしてピンときてほしかった
ところですが、そこは私の友。
口でわざわざ言わなければ伝わらなかったわけで・・・
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まぁそれも、よしとして読谷村の酎家(ちゅうか)というお店で
「最後」の乾杯。
*ザワワ畑の真ん中にある、すてきなお店。
*この子のお腹には、
バジルとローズマリーとイタリアンパセリがギュギュっと詰め込まれてました
「最後」のチャンプルー。
「最後」のラフテー。
「最後」の島魚。
ラストづくめの島料理で攻めてみました。
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たらふくお腹の中に島料理を詰め込んで
翌日友は、沖縄を去りました。
いろいろと思うことはあれども、
この日のカラッと晴れた空のように、
湿っぽくもならず見送れたことが、
私たちらしいかなと思います。
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それぞれ地元を離れて、
沖縄という日本の南の島で出会えたこと。
その島で互いの20代の青春を過ごした仲間。
地元で就職している人から見れば
「普通じゃない日々」を送っていることは
明らかなこと。
そんなおかしな時間を共に過ごした仲間が
全国に散らばっているというのは、
私が沖縄にきて得た財産のひとつであると
今は分かるのです。
蛍の光に照らされた次なるステージを、
手探りで模索し始めているのが、
沖縄暮らし6年目の
私たちなのかもしれません。
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*余談*
テーブルの上をグチャグチャにしながら
友にあげるメッセージカードを作成中の図。
グチャグチャながらもカラフルだったのでパチリ。
沖縄で出会った友人ってなんか格別よね。
離れてしまって、何年かに1度しか会えなくても会うとすぐに一緒にいた時の感覚に引き戻される・・。
酎家は夜に行きましたが、行く道がくらいのなんのって!(笑)雰囲気良いし美味しいですよね。
お友達幸せですね。
思えば友人の転勤や引っ越しで岬さんほどサプライズな時間を割いたお別れをしたことはないです・・・・。

大好きな沖縄を離れた経験のある
bunさんだから、飛行機が島から遠ざかるときの
気持ちや、きっと沖縄で出会った
友達とその後の付き合いってのを
よくご存知でしょうね。
沖縄で出会った友は、ほんとに不思議な
絆がありますよね。
★うりずんさんへ
仕事柄、サプライズのお手伝いをすることが
多くて、滅多なことじゃ驚かないかわいくない
性格になってしまってます。