2009年01月12日
温故知新
祖母の一周忌で,仙台に2泊3日で帰りました。
ばあちゃん姉妹も参加し,法要のあとの会食会で
生前は知らなかった,ばあちゃんの昔話をたくさん
聞くことができました。

戦時中に結婚を誓った祖父が,戦後なかなか帰国
せず,親戚中に「戦死したんだから,あきらめなさいと
言われても待ち続け,7年の歳月が流れました。
焼け野原になった仙台の家に,現在住んでいる場所を書いた
立て看板を立てて,戦後の新しい生活を開始していたある日,
祖母の目の前に祖父が現れました。
生きていたのでした。
その時の祖母の顔は,本当に何とも言いあらわせない表情で
忘れられないと祖母の姉妹は言っていました。
その時,周りの人に勧められるままにほかの人と結婚していたら
今の私は存在しなかったはず。
こんなのは,戦争ドラマのなかの話だと思っていたけれど
私のごく近くの祖先が実際に体験していたということを知り
60年前にタイムスリップしたような気分でした。
子守唄のように,戦争の話を祖母から聞いていた私でしたが
祖母と祖父の間の話は聞いたことがなかったのでこれは新しいで
それだけでもこの法事は,祖母の新しい面を知ることができて
新たな祖母が心の中に宿ったセレモニーでした。
「温故知新」とは意味合いが違うけれど,
昔の祖母を知り,新しい祖母を感じた帰郷です。
ばあちゃん姉妹も参加し,法要のあとの会食会で
生前は知らなかった,ばあちゃんの昔話をたくさん
聞くことができました。

戦時中に結婚を誓った祖父が,戦後なかなか帰国
せず,親戚中に「戦死したんだから,あきらめなさいと
言われても待ち続け,7年の歳月が流れました。
焼け野原になった仙台の家に,現在住んでいる場所を書いた
立て看板を立てて,戦後の新しい生活を開始していたある日,
祖母の目の前に祖父が現れました。
生きていたのでした。
その時の祖母の顔は,本当に何とも言いあらわせない表情で
忘れられないと祖母の姉妹は言っていました。
その時,周りの人に勧められるままにほかの人と結婚していたら
今の私は存在しなかったはず。
こんなのは,戦争ドラマのなかの話だと思っていたけれど
私のごく近くの祖先が実際に体験していたということを知り
60年前にタイムスリップしたような気分でした。
子守唄のように,戦争の話を祖母から聞いていた私でしたが
祖母と祖父の間の話は聞いたことがなかったのでこれは新しいで
それだけでもこの法事は,祖母の新しい面を知ることができて
新たな祖母が心の中に宿ったセレモニーでした。
「温故知新」とは意味合いが違うけれど,
昔の祖母を知り,新しい祖母を感じた帰郷です。
Posted by 岬 at 19:39
│仙台
この記事へのコメント
おばあちゃん、よかったですね。
いい帰郷だったんですね。
いい帰郷だったんですね。
Posted by Roger's
at 2009年01月18日 07:52

Roger'sさんへ
初めてコメントをくださるのに返信が遅れて
スミマセン。新天地へお引越し中だったもので・・・。
はい、今回の帰郷はみじかいながらも充実した
ステイになりました。
初めてコメントをくださるのに返信が遅れて
スミマセン。新天地へお引越し中だったもので・・・。
はい、今回の帰郷はみじかいながらも充実した
ステイになりました。
Posted by 岬 at 2009年01月24日 19:27